構造・設備

湿潤でない、かつ排水のよい場所に設置する。

危険物を貯蔵し、又は取り扱う区域の周囲には、柵又は盛土等で明確に区画する(出入り口は施錠等で管理)。

容器を積載する架台(ラック等)を設ける場合は、不燃材料で造り、堅固な地盤に確実に固定する。

架台は、当該架台及びその付属設備の自重容器内危険物の重量風荷重地震その他による作用に対し安全であること。

架台の高さは6m未満とする(数値ひっかけ注意)。

架台には、容器が容易に落下しない措置(落下防止バー・ストッパ等)を講じる。

まずはここだけ押さえよう!

  • 設置場所:湿潤でない」かつ「排水のよい場所」。
  • 区画:周囲は必ず柵又は盛土等で区画し、出入り口は施錠などで管理する。
  • 架台:不燃材料で造り、堅固な地盤に固定高さ6m未満落下防止措置までそろって合格条件。

出る出るポイント!

  • 「排水良好」「湿潤でない」はセットで覚える。
  • 区画=柵又は盛土等。単なるカラーコーン等は×。
  • 架台は不燃・固定・耐力の三点セットで出題されやすい。
  • 高さ6m未満が上限。6m以下5m未満への置換ひっかけに注意。
  • 落下防止措置」は要件。手すり相当だけでは不十分で、具体的な落下防止が必要。

ひっかけ注意!

  • 6m未満6m以下5m未満に変えた選択肢は×。
  • 区画を「ロープやカラーコーンだけ」で済ませている記述は×。
  • 木製など不燃でない架台落下防止が手すり程度の記述も×。

貯蔵できる危険物

屋外貯蔵所に貯蔵できる危険物は、次のとおりである(※屋外タンク貯蔵所とは別基準)。

屋外貯蔵所に貯蔵できる危険物(要点)
危険物の種類概要・代表例
第2類
(可燃性固体)
  • 硫黄(及び硫黄のみを含有するもの)
  • その他の可燃性固体(例:赤リン等)。
    ※固体に「引火点○℃」の表現は用いない。
第4類
(引火性液体)
  • アルコール類(メタノール・エタノール等)
  • 第2石油類(灯油・軽油等)引火点21〜70℃未満
  • 第3石油類(重油等)引火点70〜200℃未満
  • 第4石油類(シリンダ油等)引火点200℃以上
  • 動植物油類

おっとNG!

屋外貯蔵所では、第4類のうち特殊引火物およびガソリン貯蔵できない。(ガソリンは第1石油類に属する。)

まずはここだけ押さえよう!

  • 屋外貯蔵所で扱えるのは、主に第2類(可燃性固体)第4類(引火性液体)
  • 第2類は硫黄と、その他の可燃性固体。固体に「引火点○℃」という考え方はとらない。
  • 第4類は引火点の範囲で区分される。第2石油類21〜70℃未満/第3石油類70〜200℃未満/第4石油類200℃以上、この3つはセットで覚えておく。

出る出るポイント!

  • 屋外貯蔵所屋外タンク貯蔵所は別物。名称だけ入れ替えたひっかけに注意。
  • 第2類は可燃性固体。「引火性固体」という表現は誤り(固体に「引火点」の概念は当てない)。
  • 第4類は引火点で区分される。とくに第2石油類21〜70℃未満など、境目の数字はワンセットで押さえておく。
  • 硫黄のみを含有するもの」という表現はよく問われる。「硫黄を含むもの」ではなくのみがポイント。

ひっかけ注意!

  • 「屋外タンク貯蔵所に貯蔵できる危険物は…」とタンク付きで聞いてきたら、この表とは別基準
  • 固体に対して「引火点○℃」と書かれていたら×。固体は可燃性で区分する。
  • 第2石油類の引火点を「21〜70℃以下」などと「未満/以上」を入れ替える選択肢は典型的なひっかけ。
  • 「特殊引火物やガソリンも貯蔵できる」といった記述は、上の「おっとNG!」どおり誤りと判断する。

貯蔵できない危険物

屋外貯蔵所に貯蔵できない危険物は、次のとおりである(屋外タンク貯蔵所とは基準が異なる)。

屋外貯蔵所に貯蔵できない危険物(区分と理由)

屋外貯蔵所に貯蔵できない危険物(区分と理由)
区分理由・代表例
第4類
特殊引火物
  • 極めて揮発性が高く、蒸気着火・静電気着火の危険性が大きいためである。
  • 代表例:ジエチルエーテル、二硫化炭素など。
第4類
ガソリン
  • 蒸気が空気より重く滞留しやすく、屋外貯蔵所の構造では防爆・防浸対策が不十分になり得るためである。
  • ガソリンは第1石油類(引火点21℃未満)に属するが、屋外貯蔵所では貯蔵できない

出る出るポイント!

  • 屋外貯蔵所と屋外タンク貯蔵所では基準が異なる。問題文でどちらが問われているか、最初に確認しておく。
  • 屋外貯蔵所で貯蔵できないのは、第4類のうち特殊引火物ガソリンである。「第4類全部が不可」ではない点を押さえる。
  • ガソリンは第1石油類(引火点21℃未満)に属するが、第1石油類すべてが屋外貯蔵所で不可というわけではない。「ガソリンだけ特別扱い」だと覚える。
  • 特殊引火物は揮発性が非常に高く、蒸気着火・静電気着火の危険が大きい。そのため屋外貯蔵所では貯蔵不可になっていることもセットで覚える。

ひっかけ注意!

  • 「屋外貯蔵所」と「屋外タンク貯蔵所」を入れ替えた設問は基準が変わる。タンクの有無を見落とさないように注意。
  • 「第4類はすべて屋外貯蔵所に貯蔵できない」といった、第4類全体を一括で不可とする表現は誤り。
  • 「第1石油類は全部、屋外貯蔵所に貯蔵できない」という言い回しも誤り。ガソリンだけを指しているのかどうか、文脈を確認する。
  • 容器の種類や密閉性・数量の基準がさらっと書かれている問題では、「基準に合わない容器だから持ち込み不可」というパターンも出る。容器条件の一文を読み飛ばさないように注意する。

クイズ

屋外貯蔵所に貯蔵できる第2類の危険物は次のうちどれか。

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