構造・設備

簡易タンク貯蔵所は、少量(1基600L以下)の第4類危険物をタンクで貯蔵するための設備である。

基準は大きく分けると、次の3つの視点で整理できる。

  1. タンクそのものの仕様(容量・材質・強度など)
  2. 設置基数・配置(空地・間隔など)
  3. 通気管・防錆などの付帯設備

下の表では、試験で頻出の数値・用語だけをまとめている。細かい文章を丸暗記するのではなく、まずは「600L・3基・同一の危険物1基まで」というセットを軸に押さえる。

簡易タンク貯蔵所:構造・設備の要点

簡易タンク貯蔵所:構造・設備の要点
項目基準出題メモ
タンク容量(1基)600L以下数字要暗記
設置基数1つの簡易タンク貯蔵所に3基まで頻出
同一品質の危険物2基以上設置しない「同一品質は1基まで」
固定地盤面・架台等に容易に移動しないよう固定用語
材質・板厚厚さ3.2mm以上の鋼板で気密に造る3.2mm
強度試験70kPa・10分(静水圧)で漏れ・変形なし「70kPa×10分」セット
防錆外面にさび止め塗布語句
通気管設けること(※仕様は下表)後述

出る出るポイント(数値セット)

  • 1基600L以下 × 最大3基 … 簡易タンク貯蔵所の規模(合計最大1,800L)を決める基本セット。
  • 同一品質は1基まで … 「同じ品質のタンクは1基だけ」という安全思想を押さえる。
  • 板厚3.2mm以上70kPa・10分 … タンクの強度・圧力試験に関するコンビ数字。
  • 外面さび止め・確実な固定・通気管設置 … 本体構造だけでなく、付帯設備もセットで覚える。

ひっかけ注意

  • 「同一品質」だけ1基までであり、別の品質のタンクを含めた全体のタンク基数は3基までという点に注意。
  • 70kPa・10分簡易貯蔵タンクの強度試験の数字。他のタンクの圧力・時間の組合せと取り違えないこと。

設置場所ごとの空地・間隔

簡易タンク貯蔵所は、屋外に置く場合専用室内に置く場合で求められる空地・間隔が変わる。

数字そのものはシンプルだが、他の節で出てくる「0.5m」「1m」と混同しやすい部分である。ここでは、簡易タンク特有の距離条件を整理して押さえておく。

設置場所ごとの空地・間隔
設置形態要件覚え方
屋外設置タンク周囲に1m以上の保有空地屋外=1m
専用室内タンクと壁の間を0.5m以上確保室内=0.5m

出る出るポイント(距離セット)

  • 屋外=1m以上の保有空地 … タンクのまわりをぐるっと空けておく。
  • 専用室内=0.5m以上の離隔 … タンクと壁のあいだに空間を確保。
  • 「屋外1m・室内0.5m」のペアでワンセット暗記(外が広く、室内は半分)。

ひっかけ注意(距離)

  • 屋外=1m/室内=0.5mの組み合わせで覚える(「外が広く、室内は半分」)。
  • 地下タンク・屋内タンクなど、他の節の0.5m・1mとごちゃ混ぜにしないこと。

通気管の仕様(第4類・簡易貯蔵タンク)

第4類の簡易貯蔵タンクでは、タンクが圧力タンクかどうかで通気管の種類が変わる。

試験で狙われやすいのは、圧力タンク以外のタンクに無弁通気管を設ける基本セットである。まずは「圧力タンク以外 → 無弁通気管」の組み合わせをしっかり押さえておく。

通気管の仕様(第4類・簡易貯蔵タンク)
対象タンク通気管の種類要点
圧力タンク以外無弁通気管「以外→無弁」で記憶
圧力タンク(ここでは規定外/別系統)混同注意

出る出るポイント(通気管の組み合わせ)

  • 圧力タンク以外 → 無弁通気管 … 第4類簡易貯蔵タンクの基本セット。ここが本命。
  • 圧力タンクは本表では別系統の規定扱い … 「以外だけが出題の主役」と意識しておく。

ひっかけ注意(通気管)

  • 「以外 → 無弁」のペアで覚える。他の有弁通気管安全弁と入れ替えてくる問題に注意。
  • 地下タンク・屋内タンクなど、別の節で出てくる通気管の決まりとごちゃ混ぜにしないこと。問題文にある「第4類・簡易貯蔵タンク」という条件を必ず確認してから解く。

見落とし注意!

※ 法令の細目は地域運用で運用基準が加わる場合がある。試験対策では本表の数値・語句を優先して暗記する。

クイズ

簡易貯蔵タンク1基の容量の上限として、正しいのはどれか。

この範囲の問題を解く(登録無料)