8. 保安距離

保安距離の必要性
※保安距離の対象となる代表的な施設:製造所、屋内貯蔵所、屋外貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、一般取扱所
対象 必要な距離
特別高圧架空電線(7,000V超〜35,000V以下) 3m以上
水平距離
特別高圧架空電線(35,000V超) 5m以上
水平距離
製造所等の敷地外にある住居 10m以上
高圧ガス・液化石油ガスの施設 20m以上
幼稚園(保育園)〜高校・病院・劇場等 30m以上
重要文化財等の建造物 50m以上

頻出ポイント/ひっかけ注意

  • 対象施設:製造所/屋内貯蔵所/屋外貯蔵所/屋外タンク貯蔵所/一般取扱所に保安距離が必要
  • 電線は水平距離のみを問う(他の項目に「水平」を付けない)。
  • 特別高圧架空電線7,000V超〜35,000V以下→3m35,000V超→5m(「超/以下」の境界に注意)。
  • 住居は10m(数値を取り違えやすい)。
  • 高圧ガス・LPG施設は20m(住居10mとの混同注意)。
  • 学校・病院・劇場等は30m(「公共性の高い施設=より長い」流れで覚える)。
  • 重要文化財は50m(最長距離、語呂「文化財=最大」)。
  • 保安距離≠保有空地:保安距離は外部保護、保有空地は延焼防止・作業空間。用語ひっかけに注意。
第1章のまとめ