特殊引火物

水溶性
アセトアルデヒド・酸化プロピレン
非水溶性
二硫化炭素・イソプレン
溶解度
ほとんど溶けない〜少し溶ける:ジエチルエーテル
丙種の取り扱い
すべて不可
引火点の範囲
すべて -20℃ 以下
特殊引火物の物理的性質
物品名 引火点℃ 発火点℃ 沸点℃ 比重 蒸気比重 燃焼範囲vol%
ジエチルエーテル -45-160350.72.61.9~36
二硫化炭素 -30以下90461.32.61.3~50
アセトアルデヒド -39175210.81.54.0~60
酸化プロピレン -37-449350.82.02.1~39
イソプレン -48・-54220340.682.354.5~8.9

※ 製品・測定条件で前後します。本表は試験対策上の代表値です。

第1石油類

水溶性
アセトン・ピリジン
非水溶性
ガソリン(自動車用は橙色)・ベンゼン・トルエン
溶解度
ほとんど溶けない〜少し溶ける:酢酸エチル・酢酸メチル・
メチルエチルケトン(エチルメチルケトン)
丙種の取り扱い
ガソリン以外は不可
引火点の範囲
すべて 20℃ 未満
第1石油類の物理的性質
物品名 引火点℃ 発火点℃ 沸点℃ 比重 蒸気比重 燃焼範囲vol%
ガソリン -40以下30038~2200.65~0.753~41.4~7.6
ベンゼン -11498800.92.81.2~7.8
トルエン 44801110.93.11.1~7.1
酢酸エチル -4426770.93.02.0~11.5
酢酸メチル -1045556.90.92.83.1~16
メチルエチルケトン -9404800.82.51.7~11
アセトン -20465560.82.02.5~12.8
ビリジン 20482115.50.982.71.8~12.4

※ 製品・測定条件で前後します。本表は試験対策上の代表値です。

アルコール類

水溶性
すべて
丙種の取り扱い
すべて不可
引火点の範囲
11℃〜25℃
アルコール類の物理的性質
物品名 引火点℃ 発火点℃ 沸点℃ 比重 蒸気比重 燃焼範囲vol%
メタノール 11464640.81.16.7~37
エタノール 13363780.81.63.3~19
1-プロパノール(n-プロピルアルコール) 1541297.20.82.12.1~13.7
2-プロパノール(イソプロピルアルコール) 12399820.82.12.0~12.7

※ 製品・測定条件で前後します。本表は試験対策上の代表値です。

第2石油類

水溶性
酢酸(氷酢酸)・アクリル酸
非水溶性
灯油(無色〜淡黄色)・軽油(淡黄色〜淡褐色、薄緑色)・
キシレン・クロロベンゼン
溶解度
ほとんど溶けない〜少し溶ける:1-ブタノール(n-ブチルアルコール)
丙種の取り扱い
灯油・軽油は可、それ以外は不可
引火点の範囲
21℃〜70℃未満
第2石油類の物理的性質
物品名 引火点℃ 発火点℃ 沸点℃ 比重 蒸気比重 燃焼範囲vol%
灯油 40以上220145~2700.84.51.1~6.0
軽油 45以上220170~3700.854.51.0~6.0
キシレン 32464138~1440.93.70.9~7.0
クロロベンゼン 284641321.13.91.3~10
1-ブタノール(n-ブチルアルコール) 35~37.8343~4011170.82.61.4~11.2
酢酸(氷酢酸) 39~414631181.052.14.0~19.9
アクリル酸 514381411.052.453.9~20

※ 製品・測定条件で前後します。本表は試験対策上の代表値です。

第3石油類

水溶性
エチレングリコール・グリセリン
非水溶性
重油(褐色〜暗褐色)・クレオソート油・
アニリン・ニトロベンゼン
丙種の取り扱い
重油・グリセリンは可、それ以外は不可
引火点の範囲
70℃〜200℃未満
第3石油類の物理的性質
物品名 引火点℃ 発火点℃ 沸点℃ 比重 蒸気比重 燃焼範囲vol%
重油 60以上250~380300以上0.9~1.0
クレオソート油 75335200以上1.1
アニリン 70615185以上1.013.21.2~11
ニトロベンゼン 88482211以上1.24.21.8~40
二チレングリコール 111413197以上1.12.13.2~15
グリセリン 160~199370291以上1.33.2

※ 製品・測定条件で前後します。本表は試験対策上の代表値です。

第4石油類

水溶性
該当なし
非水溶性
すべて
丙種の取り扱い
すべて可
引火点の範囲
200℃〜250℃未満
第4石油類の物理的性質
物品名 引火点℃ 発火点℃ 沸点℃ 比重
潤滑油(ギヤー油・シリンダー油・
切削油・モーター油・電気絶縁油・マシン油等)
200~240
可塑剤(リン酸トリクレジル) 210241~2651.16~1.18
可塑剤(フタル酸ジオクチル) 205~2183850.98

※ 潤滑油には引火点によって、一部第3石油類に該当するものがあります。
※ 製品・測定条件で前後します。本表は試験対策上の代表値です。

動植物油類

水溶性
該当なし
非水溶性
すべて
丙種の取り扱い
すべて可
引火点の範囲
250℃未満
動植物類の物理的性質
物品名 物品名(詳細) ヨウ素価
乾性油 アマニ油・キリ油・紅花油・ヒマワリ油・ケシ油等130以上
半乾性油 ナタネ油・ゴマ油・大豆油・綿実油・コーン油等100~130
不乾性油 オリーブ油・ヒマシ油・ヤシ油・ツバキ油等100以下

※ 動植物油類は「動植物から抽出された油脂」をいい、「精油」を含みません。精油とは「植物が産出する揮発性の油で、それぞれ特有の芳香を持つもの」です。ハッカ油(第3石油類)やオレンジ油(第2石油類)などが該当します。
※ 製品・測定条件で前後します。本表は試験対策上の代表値です。

クイズ

第1石油類の引火点について、妥当なものはどれか。